思い出保護のお手伝い

ダイキ

2010年04月23日 02:53

以前に携わったお仕事なんですが、
どこの家にもあるような、なんの変哲も無い、昭和チックな門扉

よく見ると局部的にかなりの弱みが入っていて、腐食が激しい
    


近所のこの門扉を製作した鉄工所をはじめ、何軒かあたってみたものの、お断りされたらしく・・・


新川にあるKさん宅の門扉修理のご依頼。
「コスト的な面から言いますと、新しく作り変えた方が絶対おとくですよ」
と話したところ、
なんでもお若い時に、家を建て、その時に作ってもらったらしく、
今は、立派な大人になったお子さんが小さかった頃、この門をくぐり、
初めての小学校に通ったことの話を始め、
今までの何十年間の思い出があるらしく、作り変えは考えられないとの事。
私は、その方とは初対面なのですが、なんだか、その家の歴史みたいな物が
見えた様な気がして 心があったまる思いをしました。
もちろん、門扉修繕も快諾で、早速はずしてうちへ持ち帰り、
がりがり錆落としをし、腐食部分を切り取り、部材を合わせ、溶接!!


防錆塗料を厚めに塗った所です。



Kさん宅へ取り付けた時の様子です。






Kさん、かなりのお喜びで、私も思い出の保護の
お手伝いが出来、感無量的な感じです。

PS: 「物は大切に」と、言う言葉を再認識
     させられた一日でした。」       昭和 バンザイ!!







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